上信越　火打山2462m、焼山2400m
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　平成２２年5月28日～30日　晴れ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　柳澤ご夫婦、目（記）、他１名

火打山と焼山に行ってきました。 2泊3日でのんびり残雪を楽しむつもりが、初日の出発15分後に現れたヘツリに行く手を阻まれ、止む無くコース変更。2日目は火打から焼山の往復に体力を消耗し、トレーニング的な山行になってしまいました。が、3日間とも晴天に恵まれ、雲海の展望を楽しめたことは、良かったのでした。 28日　柳澤家5:00→所沢IC―＜関越・上信越道＞―妙高IC→杉野沢橋9:40→滝沢手前ヘツリ9:55（敗退10:15）→笹ヶ峰10:55→黒沢橋12:15→十二曲り13:05→富士見平14:45→高谷池15:55→ 就寝20:30（テント） 29日　起床3:30→出発5:30→雷鳥平6:20→火打山(2462m)7:10→影火打山(2384m)→胴抜切戸(1919m)9:40→焼山(2400m)11:00→胴抜切戸12:30→影火打山14:55→火打山15:20→高谷池16:30→ 就寝20:00（テント） 30日　起床4:10→出発6:30→十二曲り7:40→黒沢橋8:30→笹ヶ峰9:00→杉野沢温泉10:00→帰路
杉野沢橋近く	笹ヶ峰登山口周辺の新緑
（28日）当初の計画は、杉野沢橋→富士見峠 (泊)→焼山→火打・・・だったが、杉野沢橋を出発して15分ほどで、へつる箇所があり、残雪と水量が多く通過できず、早くも敗退。車で笹ヶ峰登山口へ移動し、気を取り直して再出発。高谷池ヒュッテのテン場までは特に難しいところはなかったが、荷が重いせいか5時間もかかってしまった。登山道は、十二曲り尾根の先、シラビソ林から雪道となるが、その手前までは所々雪があるぐらい。テント泊だったが、ヒュッテさんのご好意で夕食時に休憩室を使わせていただき、さらに缶ビール6本も！ご馳走になってしまった。ありがとうございました！翌日、焼山までピストンすることを伝えると、今日歩いた時間の３倍かかるとのこと。15時間！？ということで、早めにテントにひきあげ、就寝。
右から火打、影火打、焼山	雲海の向こうに苗場山
（29日）　3:30起床、アイゼンをつけて5:30出発。火打山までは、なんなく到着。後立山、北アルプスの展望を満喫し、噴煙あがる焼山を目指す。途中、かわいい雷鳥のカップルに２度ほど出会った。夏毛に生えかわり、雪の上でかなり目立っていた。火打から胴抜切戸までは、尾根歩きで、稜線上に雪はない。影火打まではなだらかだが、その先、胴抜切戸までは、滑りやすい急斜面や幅の狭い尾根もあり、慎重に下る。これでもかっ、これでもかってぐらい下りが続き、やっと胴抜切戸に到着9:30。少し前から、ジェット機みたいなゴーという音がしていたが、どうやらそれは噴火口からの音らしい。ちょっと不気味。一服後、雪斜面の焼山に取り付いた。かなりの急登で、途中、２箇所ほど草つきの岩場を通過。傾斜が少しだけゆるくなったころから、硫黄の匂いが漂いはじめてきた。風上を歩いていたので、噴煙は反対方向に流れているが、風向きが変わると怖いので、ここからは急いで登る。頂上直下は雪がなく、岩がでていた。頂上で「焼山2400m」の標識を探すが見つからず、がっくり。とりあえず一番高い岩に登り、三角点を写真に収め、さっさと頂上をあとにした。急坂なので、慎重に下る。胴抜切戸で大休止後、アイゼンを外し、火打までの長い道のりを登り返した。高谷池到着16:30。ガッツリ歩き、みんなクタクタだったので、本日も早めに就寝。
火打山頂からの後立山
焼山の急登	焼山山頂
噴煙をあげる焼山	3日目朝、テン場から高妻山
（30日） 4:10起床。6:30出発。小屋から富士見平までのトラバース部分だけアイゼン装着。下山途中、スキー板を担いだ人とすれ違った。火打の斜面を滑るらしい。気持ち良さそうな斜面がたくさんあったので、私もいつかねぇ・・・。笹ヶ峰登山口までは、あっという間についてしまい、温泉に入り、帰路についた。